須藤元気と菅野志桜里を公認候補として参議院選挙に立てようと最初にメディア向けにリークしてアドバルーンを飛ばすも国民からの反応は非常に悪く、幹事長らが撤回のような話にしたものの結局は須藤元気と菅野志桜里を公認候補にすると発表したのが国民民主党です。
批判に対して榛葉幹事長は、確認書を取ったからと、須藤元気は反ワク反原発ではなくなったし、菅野志桜里は女系天皇推進ではないというような事でなんとか党の支持率下落に歯止めを掛けようとしました。
須藤元気も転向したかのようなペラ紙一枚出して説明せずやり過ごしていましたが、ネット番組で相変わらず非科学で反ワクである事が変わっていない事を自らの言葉で見せつけました。
また、山尾志桜里こと菅野志桜里も、玉木代表や榛葉幹事長の男系継承云々の説明は議員個人として言っているだけで、何度も党に確認しましたと繰り返し強調し、党としては女系天皇の議論を否定していないと自らの女系天皇実現という野望のために代表と幹事長の主張こそ党としてのものではないと主張するなど、こちらもある意味で反日左翼の地金を全く隠そうとしませんでした。
そこで国民民主党はようやく昨日になってからなんとか支持率低下に歯止めを掛けようと菅野志桜里に会見をさせましたが……。
以下、会見からちょっとだけ取り上げます。

会見する菅野志桜里候補
ガソリン代問題について
菅野志桜里
「まずガソリン代の事については1期目の秘書がガソリンスタンドでガソリンのプリペイドカードの領収書、どなたかが置き去っていかれたものを持って来て、そして私どもの総支部の経費として支払い請求をし、支払いを受けていたということでありました。
当時秘書本人とまた代理人弁護士と当方の事務所で話合いをしまして、当時の本人が不正を認めてそして全額の支払いを当時の総支部に受けました。
2012年の事なので今から13年前の事なんですが改めて私ももう一度めくりまして、166万円だったと思います。
少し前後してたらごめんなさい。
ま、決して少ない額ではありませんで、当時も2016年の民進党の政調会長として会見をして指摘を受けて調べてご説明をしてお詫びも申し上げましたが、その当時の事も改めて振り返りました。
~以下省略~」
この件について山尾志緒理は2016年4月6日の記者会見でこう説明していました。
事務所のガソリン代だが、平成23年から25年まで調べたところ、次の通りだった。23年が247万2352円、24年が、これが突出していると指摘を受けている年だが429万2818円、25年が141万7443円だった。月別に調べたところ、月に30万円を超えたのは23年8月から24年5月、この期間だけだった。この期間は、私の事務所に在籍していたある秘書の在職期間とほぼ合致していることも分かった
「例えば、具体的に申し上げると、突出していると指摘を受けている平成24年でみると、追加チャージの履歴がなく、私のスタッフが保有しているカードと無関係と思われるレシートの枚数は、1月26枚、2月28枚、3月32枚、4月24枚、5月14枚、6月0枚、7月0枚、8月2枚、9月1枚、10月1枚、11月2枚、12月5枚だった。平成24年でみると、こういったレシートは135枚分のレシートとなる」
「申し上げた秘書が在籍をしていた1月から4月までで、124枚にのぼっている。92%がこの時期ということになる。それ以降の8月から12月までは11枚、約8%ということになる。多額のガソリン代金の支出にこの秘書が関与している蓋然(がいぜん)性が相当に高いと判断をしている」
2011年から2013年。
それで特に件の秘書がいたのは2012年1月から4月まででこの期間に集中していたと説明して片付けましたが、これ以降ガソリンプリカの異常な計上についてはメディアも追及しませんし、本人も説明しませんでした。
当時の菅野志桜里氏と同じ選挙区であった愛知7区の自民党の鈴木淳司議員と比較してみましょう。
【山尾】
2012年 230万円
2013年 82万円
2014年 86万円
【鈴木】
2012年 35万円
2013年 26万円
2014年 26万円
たしかに2012年は突出していますが、他の年でも同じ選挙区のライバル議員よりも3倍も使っている事になっています。
件の秘書が在籍していた2012年の1-4月だけが問題だったと。
菅野志桜里は当時そのように説明していたわけです。
またこの菅野志桜里の説明に口裏を合わせるようにスタッフの1人は毎年2万ほど走行していて、多い時はスタッフは3人居たと説明しています。
当時の愛知7区の面積はだいたい120平方キロメートルです。
毎日のように3人のスタッフ達がそれぞれ別の車で走り回っていたということになるのですが……。
愛知7区の選挙区面積はかなり小さい方です。
それに6万キロも走っているような状況であればタイヤだって交換が必要になります。
ですが収支報告書にあるタイヤ代は
2012年 3万円
2013年 1万4000円
しかかかっておらず、一般の人達が想像するより遙かに頑丈なタイヤのようです。
結局のところ、件の秘書が辞めた後もガソリンプリカの計上に比してタイヤ代などは非常に少なく、秘書に責任転嫁していただけという疑惑は払拭できていないと言えます。
皇位継承の件にについて
記者:確認書も交わされたと聞いていますが最近も党の方針に反する女系天皇支持の投稿をするなどしていますが?」
菅野志桜里:
あの…………(6秒沈黙)
安定的な皇位継承はとても大事だと思っています。
で、その点についてあの、今日は申し上げるまでにさせていただきたいと思っています。
この会見が行われるまで菅野志桜里は玉木代表と榛葉幹事長の(男系継承が党の方針)発言は党の方針ではなく議員個人としてのものだと繰り返し党に確認したと強調した上でだから党としては女系天皇の検討を否定していない等女系天皇実現という菅野志桜里自身の政策に沿った内容で説明してきました。
それが会見では回答拒否。
また、不倫問題については
「それぞれの色々な思いの方がいるし、いろんな立場がある、新たに何か話したら迷惑をかける」
として回答拒否をしたのですが、これに記者が「出馬するとその方々に迷惑がかかると承知していたか?」と突っ込むと
「悩んだ上で出馬した。やりたいことがある」
と返すなど、人によってはサイコパスと言いかねない回答をしています。
菅野志桜里と倉持麟太郎の不倫の被害に遭って自ら命を絶ってしまった倉持麟太郎の元嫁に対しての謝罪は当然今回もなし。
月17万円のコーヒー代計上問題や2014年に500万円を環流することで問題のある寄付金控除をやっていたのではないか?
というような話についても突っ込まれていません。
【「地球5周分のガソリン問題よりもヤバい…」 山尾志桜里氏の「500万円還流疑惑」へのヒドすぎる弁明】
(2025/6/10 デイリー新潮)
の記事から引用します。
・11月21日 民主党から山尾氏に500万円が振り込まれる。政党交付金からの「公認料」名目。
・12月1日 山尾氏から総支部に500万円が振り込まれる。「寄付金」という名目。
・12月1日 総支部から山尾氏に500万円が振り込まれる。「選挙費用」という名目。
党から受け取った500万円を山尾(当時)個人から政党支部への寄付という形で移動させたことにした上で、同日に政党支部から山尾へ500万円を戻した形にしています。
行って戻すのなら意味がないのになぜわざとこのようなことをしたのか?
寄付金控除を得るためだったのではないか?
どうしたって疑惑が持たれます。
むしろそういう悪用目的でないかぎりこんな無意味な資金移動は必要ないはずです。
菅野志桜里が行った会見というのは2016年の時も今回も、疑惑に対する説明にはなっておらず、彼女にとって不都合な事については基本的に回答しておらず、記者に粘られると矛盾する説明をしてでもなんとかその場をやり過ごそうとするだけで誠意は感じられません。
このような会見ではむしろやらない方が良かったと思います。
少なくとも国民民主党に不信感を抱いて支持をやめた人達や支持を辞めようとしている人達を引き留めるどころが逆効果になるだけでしょう。
編集部より:この記事は茶請け氏のブログ「パチンコ屋の倒産を応援するブログ」2025年6月10日のエントリーより転載させていただきました。